初めての深場


 前からやってみたかった深場釣り。先日タックルベリーで安物の電動リールを購入し、機会をうかがっていました。明日は予定がないし天気予報も悪くない。あわてて前日の夜リールに糸を巻きます。前からやろうやろうと思っていても面倒で、前日の夜に準備するあたり、夏休みの宿題から何も学んでいませんね。
 朝の冷え込みもたいした事なく、ずんずんボートを走らせます。僕の魚探で深場の魚群を捉えるのは無理なので、海底地形からのポイント選びが大事なのですが、事前のポイント検討はしていません。剣崎沖まで来たところで、ボートの上で海図を広げて目星をつけ、緯度経度を見て城ヶ島沖へボートを走らせます。緯度経度と言ってもキチンと計っていないので実にアバウト。初めての深場釣りなので、何かしら釣れれば十分なのです。
 道具は本格的ではなくて、中古電動リールにビシ竿、PE5号、オモリ150号、仕掛けは5本針。5連のボールベアリングスイベル以外には余分なもの無し。さばの短冊を付けて、まずは水深330mで投入。底に着くとすぐに竿先がビクビク言っています。ちょっと待ってからスイッチオン。さぁて初めての深場獲物は何でしょうか。見えてきた魚は銀色で細長い。これがオキギスか〜、初めて釣った魚は外道でもうれしいものですが、こいつは糸に白いヌルが付いていて迷惑。あまり美味しそうじゃないのでリリース。
 次の投入はまたオキギス。ちょっと深めに移動して投入すると、さっきと違う感じのアタリがでました。あがってきたのは黒い魚。どうやらドンコじゃないかな。黒くてぬらぬらしていてナマズみたい。おたまじゃくしのような顔をしています。妻に電話してネットで調べてもらったら、どうやら美味しいらしいのでキープ。
 大きく移動して別のポイントへ行ってみます。投入しオモリが底へ付いた時の感触が今までより明らかに硬い感じ。岩場なのでしょう。ここで釣れたのはグッドサイズのノドグロとオキギス。次の投入では引きの良い魚がかかり、予想通りサメ。写真を撮ろうとしたら糸がプッツン。
 この後はオキギスや普通サイズノドグロが釣れたのみ、南風も上がって来たので帰る事にしました。キンメが釣れたらいいなぁと思っていましたが釣れませんでした。ポイントも適当だし最初はこんなもんでしょう。定番外道が釣れて深場釣りへの一歩を踏み出した感じかな。



前夜にせっせと糸を巻きました



ドンコとノドグロ。干物にしました。


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