自作ボート:船体塗装



 塗装は奥が深くて、なかなか難しいものですが、せっかくなので色々と試してみることにしました。

 まずは船体内側からスタート。
 使用した塗料は、「水性FRP・プラスチック用塗料」(サンデーペイント)。以前にも使ったことがありますが、性能的にもよい感じで、入手もしやすいです。「水がたまりやすい所や水がかかり湿りやすい所には塗装できません。」と注意書きがありますが、ミニボートは常に水に漬かっているわけではありませんし、使用頻度も少なく、下地のエポキシで防水が効いていることからも、船体全部この塗料でもいいようにも思います。


 刷毛で2回塗りました。


 船体外側は、側面と底面で塗料を変えてみることに。

 側面は仕上がりを考えて、まずは、自動車DIY補修塗装用の「スプレーパテ」(Holts)を吹いてみます。


 すると、それなりに平坦だと思っていたのに、デコボコがあらわになました・・・


 補修のため、自動車DIY補修塗装用のラッカーパテの「薄付けパテ」(Holts)を買ってきて、パテ打ち&やすり掛け。


 側面は着色し、その上から2液ウレタンクリアーを塗るつもりで、ラッカースプレーを吹きました。


 塗り終わると、どうも色合いがイメージと違う・・・


 予定を変更することにして、とりあえず底面を先に進めることにしました。
 底面は、自動車板金塗装用の2液ウレタン塗料のパナロック(ロックペイント)を使用。


 プロはもちろん吹いて使いますが、刷毛とローラーで塗りました。


 塗り終わったときはキレイに出来たと思っていましたが、硬化後に近くで見ると細かい泡が・・・
 塗っている最中に硬化が始まりネチャネチャしていたので、気泡が抜ける前に固まってしまったようです。失敗の原因は気温や湿度の関係でしょうか。


 1回塗りで終えるつもりでいましたが、修正が必要なので気泡を紙やすりで削ってから、2回目を塗りました。
 2回目は気泡を警戒してローラーは使わずに刷毛のみ使用。
 抜け毛が一体となってしまった箇所もありましたが、まあ妥協出来る出来上がりです。


 計画を変更した側面は、「油性ウレタンガード」(カンペハピオ)を塗りました。ごく普通のペンキです。これを選んだ理由は、カラーに群青色があったから。


 1回目は刷毛塗り。2回目はローラー塗り。


 側面と底面の境目には赤色のテープを貼りました。
 自動車のドレスアップ用として販売されている「カジュアルテープ10mm」(MYS CO.,LTD.)を使用。色をまたいで貼るつもりでしたが、裏の色が透けてしまうので、白色の上に貼りました。


 トランサムには「スタンピングリーフ」(吉田金糸店)を使って文字を入れてみました。
 使用方法は、吉田金糸店のHPに掲載されていますが、少々慣れが必要で、練習してからやってみても1度失敗して、紙やすりで落としてからやり直しました。
 ちなみに、吉田金糸店HPによると、東急ハンズで売っている「Spray」という塗料がおすすめとなっていますが、「CREATIVE COLOR マットクリアー」(アサヒペン)が、おそらく中身が同じか近いと思われ、ホームセンターでよく見かけるので入手しやすいと思います。


 この手の自作ボートに入れる文字としてはChris Craftをもじって、〇〇Craftとするのが定番だと思っています。ハイフンの代わりに☆星にするのもアリかと(笑)


 トランサムの塗料は底面と同じくパナロックを使用。クリアーで色はつけません。


 液ダレ防止には、塗る面が水平の方がよいのでボートを立ててみました。超ミニボートだからこそ出来る芸当!。1回でキレイに塗装できました。


 なかなか良い感じで仕上がったのではないでしょうか(近くで見るのは禁止)




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