レーダー


 僕のボートは小さいながらもFBが付いているので、レーダーを屋根に直接設置する事はできない。
 本当ならステンレスでレーダーアーチを作ると良いのだが、ボート自体が古くて今後20年も乗れるわけじゃないから、もったいない。
 だったら自分でレーダーアーチを作ってしまおうと軽い気持ちで挑戦してみました。

まずはどこに付けるか検討。ボート雑誌などで色々見てみるとFBの付け根?に付いているのが多い。しかし僕のボートの場合FB部分はボルトをしめるのに手が入らないので、仕方なくFBより下の部分に取り付ける事に決定。
使用木材は桐の集成材。普通は合板を使うと思うが、合板だとそれ自体がかなり重く、取り付け部分への負担が大きくなると考えた。
曲線は面倒なのでカクカクしたデザインです。ボルトナットで船体と仮止めして、この後上に板を載せビスで固定し形をキメました。
僕は団地住まいなので、階段下の共用水道のスペースで板の上にFRPをペタペタします。じつに近所迷惑です(^^;
FRP作業の後に色を塗ってみたところ、FRPのデコボコが目立ってしまったので、パテを盛って平らにしました。
色塗りは駐車場で行いました(笑)普通のペイントだと剥がれるらしいので、FRP用の2液ウレタンを使用。ハケ塗りなので近くで見ると塗りムラが目立つ。塗装を厚くしたくて粘度が高い状態で塗りましたが、シンナーをもうちょっと足し、柔らかめの方が表面張力により塗りムラが出にくかったかもしれません。
完成したのでボートに付けます。ボートの白色は黄ばんでいるので、レーダーアーチのクリアな白が浮いて見える(汗)調色すればよかった…
説明書では、まずレーダーを設置し、その後に配線を組むようになっていますが、先にレーダーと配線を組んでおくと高所作業が楽です。
レーダーを載せてみました。レーダーアーチの剛性を高める目的で、裏側の端の部分に半丸の棒を付けファイバーが折り返すようにしたが、もっとしっかりとした折り返しにした方が強度が出たと思う。
設置完了。橋をくぐる必要があるので、ギリギリまで高さを抑えました。レーダーと座席の位置が近いのでFBに人が乗っている時はレーダー使用禁止です。
斜め後ろからだと、こんな感じ。

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